Mobilityのミカタとエクササイズについて解説してミタ。
皆さんこんにちは!
Thera-Hubスタッフ ブルーステップスの中村拓人です!
前回は可動性と柔軟性の違いについてお話させて頂きました!
もう皆さんは違いをバッチリ説明できますよね?笑
簡単にもう一度説明すると
柔軟性とは筋や軟部組織が伸びる範囲で
可動性とは関節が可動する範囲、自分でコントロールして動かせる範囲です!
違いがわかったところで次に大事なことは目の前の患者様が
可動性、柔軟性どちらの問題があるのか
というのを評価しなければいけません。
このミカタは簡単です!
前回同様SLRを参考に考えてみましょう!
①アクティブで足を挙げてもらう
「片足を真っ直ぐ上に上げてくださーい!」
といった時に正常な可動範囲がなかったとしましょう!
(SLRは最低でも反対の膝を超える必要があると言われています)
となったら次に・・・
②パッシブで足を挙げる
もしこの時アクティブで挙げた時の角度より少しでも変わる場合は
可動性、柔軟性どちらの問題でしょう??
この場合の正解は・・・
可動性の問題
という事になります!
なぜならパッシブで上がるという事は柔軟性の問題はないという事になります!
つまり自分で動かす能力が低下している=可動性(Mobility)の問題という事です!
これがアクティブで挙げた時もパッシブで挙げた時も角度が変わらない!
ということであれば・・・
そもそも柔軟性が足りないという事になりますよね?
自分も肩や胸椎、股関節などいわゆる可動する範囲が大きい関節に対しては、上記の方法でどちらの問題があるのか評価してます!
問題点が分かったら次にやるべき事は治療です!
可動性が問題である場合、SLRで言うとハムストを緩めてみたり、ストレッチをしてみたり・・・(ここに関しては今回は割愛させて頂きます。)
色々と皆さんが学んできた手技や治療法を使ってもらうと良いかと思います!
では可動性が問題の場合はどうしましょう?
可動性=自分でコントロールして動かせる範囲のこと
でしたよね??
足を挙上させるという動きは必ず体幹部分が安定していないと挙がりません!
という事は体幹部分の筋を賦活させると足が上がる可能性があるわけです!
治療としてはエクササイズや運動といったものが必要になってきます!
では今回はそのエクササイズをご紹介します!
①両脚を浮かせます
②その状態から腰を丸めるように骨盤を後傾させます
要するに腹筋群を賦活させるエクササイズですね。
手を腰の下に入れてもらって押し付けるように骨盤を後傾してもらうと腹筋に収縮を感じやすくなりますよ!
それができたら次のレベルにステップアップ!(ブルーステップス・・・すいません)
①先程の状態から両手も前に出します
②対角線上に手と足を伸ばします
手と足を伸ばすことでレバーアームが長くなりますのでさっきのエクササイズよりさらに難しくなります!
もちろん片足だけを伸ばす、手だけを上げるというやり方もOKです!
ここまでできたらもう一度SLRを再評価!
最初より角度が上がっていたら
やっぱり柔軟性ではなくて可動性の問題だったんだな!ってなるわけです!
なんとなく柔軟性と可動性の違いや、ミカタ、評価の仕方、エクササイズ方法がわかってもらえたでしょうか??
もし他にもエクササイズの方法やポイントが知りたい場合はいつでもご質問ください!!
では本日はここまで!