股関節の屈曲運動学習のためのエクササイズとバリエーション

皆さんこんにちは!
Thera-Hubスタッフ ブルーステップスの中村拓人です!
 
 
 
 
 
今日は股関節での屈曲を学習していくためのエクササイズと
その際のポイントをお伝えしていこうと思います
 
 
 
 
 
臨床の中で特に多いのが腰痛を持っている方であれば
「スクワットしてみてください」と言ったときに
腰を丸めながら下がっていくパターンは多いですよね。
 
 
 
 
 
そういった場合であれば今後の腰痛を予防していくためにも
腰椎での屈曲ではなく
股関節での屈曲を学習しておきたいところです
 
 
 
 
 
 
 
それでは早速本題に入っていきます
 
 
 
 
 
 
○オールフォーのロッキング
①四つ這いになる
 腰椎伸展して胸椎屈曲させる

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②ポジションキープしたまま後方に下がる

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運動学習が目的なので回数は10回程度で良いと思います
 
 
 
ポイントを解説していきますが
①のポジションで言えば
まず肩の下に手があるか、股関節の下に膝があるかという点です。
それと股関節の位置ですが頸部軸を意識して下がっていきたいので外転、外旋位のポジションが適切です。
この場合お尻の方から見ると少しガニ股のように見えると思います。
 
 
 
 
 
 
②のポジションで気をつけたいのは
お尻を下に下げすぎないという点です。
下げすぎてしまうと腰椎が屈曲してきて
相対的に股関節は伸展位になってしまうので注意が必要です。
 
 
 
 
 
もちろんこのエクササイズを患者さん自身で
やってもらっても良いのですが
目的は運動学習です。
聴覚刺激、接触刺激など何かしらの感覚を入れてやった方が
患者さんとしては分かりやすくなります。
 
 
 
 
例えばですが

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画像分かりにくくてすいません・・・

 


画像のようにセラピストが相手の頭の方向から

座骨に向かって押してあげると

患者さんは押し返そうとしてきます。

 

 

そうすると大殿筋やハムストリングスなどの

伸展筋群に感覚が入りやすくなります。

 

 

 

 

そのままゆっくりお尻を下げてもらってまた押し返して・・・

というのを繰り返してもらうと

伸展筋群の遠心性コントロール→求心性コントロール

になるので運動学習が進みやすくなります。

 

 

 

 

 

ぜひ普段の治療のスパイスとして活用してもらえればと思います。

 

 

 

 

エクササイズはFacebookの方に動画を挙げておきますので

ぜひご活用ください

 

 

 

本日はここまで!