生理痛で悩んでいる方に食事指導してみた
皆さんこんにちは!
Thera-Hubスタッフ ブルーステップスの中村拓人です!
先日、専門学校時代の友人から連絡がありました。
「たくちょん!!(専門学校時代の自分のあだ名)
まじでありがとう!!仕事終わったら早く連絡して!!
生理痛過去一軽かった!!」
仕事終わりにこんな感じのLINEが入ってたんですが
以前友人と連絡してて
生理痛の痛みが強すぎる・・・
ひどい時は夜中に吐く時もある。
っていう相談があってなんとなーくアドバイスした程度だったので
自分もびっくりでした。
正直、女性特有の症状に対してはほぼ知識がないし
専門外なところなんですが
一つアドバイスできるとしたら「栄養面」からのアプローチでしたので
簡単にアドバイスしてみました。
その一つが「マグネシウム」を積極的に食べること。
ここに関してもう少し掘り下げて説明していきます。
まず生理痛についてですが
卵巣内で卵胞(卵子を包む袋)を育てる卵胞ホルモン(エストロゲン)が働き、排卵の準備を整えます。
排卵して、卵巣から押し出された卵子が卵管を通り子宮に運ばれると、今度は黄体ホルモン(プロゲステロン)が分泌され、子宮内膜全体を厚くして妊娠の準備を整えます。
この厚くなった子宮内膜へ受精卵が着床するとそのまま妊娠しますが、着床しなかった場合には子宮内膜が役目を終えてはがれ落ち、血液とともに体外に排出されます。このとき、プロスタグランジン(痛みのもと)という物質が分泌され、子宮の収縮を促します。
プロスタグランジンの分泌が増えすぎると収縮が強くなり、子宮の周囲の充血やうっ血に伴って痛みを感じます。
っていう感じで大丈夫ですかね??
小野さん。笑
どうやらこのプロスタグランジンの分泌量が痛みと関係しているようですね。
プロスタグランジン分泌量↑
→子宮の収縮↑
→血流量↑
→生理痛↑
っていう感じかなと思います。
子宮の過剰収縮を軽減できればもしかしたら痛みをコントロールできるかもしれません。
そこで重要になってくるのが「マグネシウム」です。
答えから言うとマグネシウム不足になると筋弛緩ができなくなります。
子宮も平滑筋なのでこことの関係はありそうですね。
簡単に説明すると・・・
①カルシウムが細胞内に入ると筋が縮む
②細胞内のカルシウムが細胞外に出ることで筋が緩む
③カルシウムを細胞外に出すためにマグネシウムが必要
④マグネシウムが不足すると筋弛緩ができない
こんな感じでマグネシウムが不足すると筋弛緩ができなくなります。
じゃあマグネシウムが含まれている食べ物は何?
ってなってくるんですけど
こんな感じですね。
ちなみに含有量が多いものでいくと
ひじき、とろろこんぶ、わかめ、アーモンド、ナッツ、イワシ、納豆、ほうれん草etc・・・
海藻類・魚介類・ナッツ・大豆・果物系ですね。
普段の食事が炭水化物や脂質に偏ってしまうと
マグネシウム不足になりやすいと思います。
て事でこれらを簡単に友人に説明して2,3週間程試してもらったところ
最初の様な反応があったという流れです。
次の日には多少痛みがあったようですが
これまでとは全く痛みの強さが違ったようでかなり驚いていました。
自分も生理痛に対して指導したのは初めてだったので
半信半疑な部分はあったのですが
「へー。こんな事もあるんだ」っていう感じで驚きでした。
最近は特に思う事が多いんですが
なかなか身体の痛みがとれなかったり
いっつも慢性的な疲労があったり
する人って患者さんの中にいませんか??
そういう人って栄養面の問題が大きいんじゃないかなって感じてます。
今回のケースだけではなくてまた新しい発見があればこちらのブログの方で
お伝えしていきたいと思います。
参考にして頂けるとありがたいです!
では本日はここまで!