食欲のコントロールについて書いてミタ
皆さんこんにちは!
Thera-Hubスタッフ ブルーステップスの中村拓人です!
だいぶトレーニング系の内容がネタ切れしてきました。笑
いや質問して頂ければ全然答えられると思いますが・・・
いや言い訳でしたすいません。
という事で今日はちょっと内容を変えて
普段店舗ではダイエットやアスリートの方に向けて栄養指導もしておりますので
「栄養」という面から書いていきたいと思います!
まず第1回目は「食欲のコントロール」についてです!
体重や体脂肪を減らすためには、エネルギー消費量を増やす事が重要だと言われており
そのためには運動が必要だという事は皆さんも何となくご存知かと思います。
ある研究では
継続的に運動を行った際に
減量効果が見られる人は介入前後で食事・エネルギー摂取量が変わらなかったのに対して
効果が見られなかった人は単純に運動を行う前よりも食事を多く摂るようになっていた
という結果が報告されています。
という事は体重や体脂肪を減らすためには運動だけではなく
食欲をコントロールして摂取カロリーを調節しなければいけないという事になりますよね。
まあ皆さんも何となく分かってはいるかと思いますが・・・笑
という事で食欲ってなんやねんというところをお伝えしていこうと思います。
食欲とは
基本的に食欲は2つの側面があります。
まず一つは「嗜好性に基づく摂食」です。
簡単に言うと「美味しい」という報酬を得るために食べたくなるという事ですね。
もう一つは「恒常性維持に関わる摂食」です。
これは何となく分かると思いますが生命維持のために食べたくなるという事です。
「嗜好性に基づく摂食」から簡単に説明していくと・・・
動物やヒトが自発的に行動する時にはそこに何らかのメリットがあるからだと言われています。
自分が想像していたよりも「良かった」と感じる時は、大脳皮質の前頭前野で判断、認知され、ドーパミン作動性ニューロンが興奮します。
その結果快感が得れれるとともに、その「報酬」を得ることに繋がった行動を強化していきます。
つまり何か物を食べて「美味しい」という快感を得られたら、もっと美味しい物を食べたい!
またあの美味しい物を食べたい!という行動を繰り返していくのです。
皆さんもこれは必ず経験があるはずです!
甘い物が好きな方は特に!笑
ただ、「美味しい」という感覚を得るためだけに食欲が働いていては人間生きる事ができません。
そこで生命維持に関わる食欲が必要になってきます。
それが「恒常性維持に関わる摂食」です。
ここで重要な役割を担っているのが視床下部に存在する摂食中枢と満腹中枢と言われる場所。
例えば空腹時には血糖値が低下するとともに血中の脂肪酸濃度が増加して摂食行動のスイッチが入る事になり
そして食事をする事で血糖値が上昇し、脂肪酸濃度が減少する事で満腹中枢にスイッチが入り摂食行動をストップする事になります。
(だいぶ端折ってますので詳しく知りたい方はコメントしてください)
例えばダイエットをしている方で全く糖質を取らない糖質制限ダイエットをやっている方がいますが、こういう方は満腹中枢が刺激されないので逆に食欲が増したりします!
つまり長く続かないという事ですね。
短期的な結果は出やすいですが、個人的には辞めた方が良いと思います。
以上が食欲という物になります。
皆さんが知りたいのはじゃあどうやってその食欲を抑えるの??
っていうところだと思いますが、ここに関しては1回ではお伝えしきれないので
何回かに分けてお伝えしていきます!
まず食欲をコントロールしている重要な因子として「ホルモン」があります。
その中でも食欲に大きく関与するのが胃から分泌される「グレリン」です。
このグレリンは摂食行動を強力に促す作用を持っています!
その分泌を促してしまう行動の一つが「早食い」です!
まず食事前の空腹時がグレリンの血中濃度が一番高いと言われています。
つまり食欲が一番ある状態ですね。
早食いをした場合、このグレリンの血中濃度が低下せず、食欲を抑えるホルモンであるコレシストキニンの分泌が抑えられてしまうため、食欲抑制が十分に発揮されないと言われています。
昔から早食いはいけないと言われていると思いますが、これは間違っていないと言うことですね。
今回はここまでにして次回また続きをアップします!
ご一読ありがとうございました!